薪ストーブの着火手順

休みの朝は誰よりも早く起きて、ゆっくりとストーブに火を入れつつコーヒー飲みながらマッタリするのが気持ちいい。


薪やらを用意

最初にストーブに放り込む燃料。

左の2本がメインの太いやつ。

右の6本が焚付け用の細いやつ。

焚き付けはストーブでも使うし、キャンプでも使うので大量にあれば安心。

薪割り機で、チャッチャッチャっと。

ストーブやら煙突やらに優しい着火材と、松ぼっくり4個ほど。


薪やらを置く順序

普段、火は下から上へ燃え上がるので、メインの太い薪の下に細い焚付けを置きがちだけど、薪ストーブの着火順序はちょっと違う。

そもそも薪に火が着く原理というか、流れは、ストーブの炉内温度が上がり、薪の着火温度である250度付近になると、薪全体に自然着火するってこと。

なので、いくら太い薪の下から焚付けの細い火でメラメラあぶっても、薪全体に火が着くには時間がかかるし、それまでに焚付け何本必要なんだ!と。

そこで、薪ストーブにセットする薪やらの順序は以下のとおり。

一番下にメインの太い薪を2本。太いっつっても少し細いやつ。

で、焚付け2本置いて、その間に着火剤と松ぼっくり4個をセット。

その上に焚付けを井桁にセット。


着火メッチャファイヤー

着火材にライターで火を付けると、松ぼっくり→焚付けに延焼。

ここから、炉内の空気の流れを簡単に説明すると以下のとおり。

  • 焚付けの小さい火が徐々に大きくなる。まだ炉内温度は低い。
  • 焚付けの火で煙突が温まる。まだ炉内温度は低い。
  • 煙突温度>炉内温度となり、煙突が炉内の空気を吸い始める。
  • 延焼に向けて、大量の空気が必要となる。
  • 蓋開けとく。

この、煙突が炉内の空気を吸う行為がとても大事なんだが、延焼前はまだ吸い込みが弱いために、蓋を閉めてしまうと空気不十分となり上手いこと着火しない。

で、蓋を開けた状態でほっとく。


その間に掃除

ほっといている間に、ストーブ周りに掃除機かけて、難燃性の絨毯を敷き直す。

地味に滑り止めが調子いい。

これまで何度、この難燃性絨毯に救われたか。炉内温度が適当に上がるまで、蓋を開けて空気を入れているんだけど、気をぬくと炉内の奥から燃えている薪が手前にゴロリと来てボロリと落ちてアラアラアラと。

怖い。

見栄えどうこうの前に、この難燃性絨毯は必須。

蓋のガラスは雑巾に少し灰を付けて拭くとよく汚れが落ちるとか。


着火終了

そんなんしている間に天板温度が100度を超えた。

これだけ燃えていれば、空気の吸い込みも強いので、蓋して着火作業完了。

あとはコーヒー淹れてダバダーとすればいいだけ。