線多目で涙目のPCDJから、USBメモリー1本でのDJに移行したら、マジ精神の解放だった話。
毎月プレミアムフライデーの夜に、片町のpropellerっていう生音寄りのクラブでDJしています。
ジャンルは60年代のハードバップ~アフロキューバン~アフロビート~アフロハウスという友達少ない系王道DJです。
15年くらい前にCDJから初めて、3年くらい前までCDでやってたんだけど、DJ1時間のために100枚くらいCD持って行くことに疲れて、最後のほうは50枚くらいでお茶を濁してた感。
で、ddj-400っていう音が悪いと評判のコントローラーを買って、やっぱり音が悪いんでオーディオインターフェイスを別に用意して、うひょー身軽になったー!!!って喜んでた時期が俺にもありました。
PCDJの問題点
急にdisるんだけど、PCDJ。利点が見えない。
というか、利点がないことに気付かなかった時期が俺にもありました(4行ぶり2回目)。
CDJの問題点は上にも書いたとおり、物量が凄い。
でも利点は、音質と安心感。
一般的なクラブに常設のパイオニアのCDJ、当たり前にCDプレーヤーとしても上等な音が出ます。
CDを差し込めばスルスルスルーと呑み込んでくれてパッパッパと読み込んでくれて頭出し待ってるよーって状態が超安心感。
それに比べてPC。物量は確かに減った。
が、13インチのPCとコントローラー、オーディオインターフェイス、それらの線。用意するものが雑多です。
なんぼほど線忘れたおもとんねん!!!!!!
にしても音質。
個人の感想でアレですが、音質に関しては
アナログ>CD>PC
です。個人の感想なんで怒らないでください。アナログの暖かさとか、やさしさに包まれている感ってのは数字には出てきません。
と、安心感。
これは各自の責任だからしゃーないっちゃーしゃーないんだけど、なにかの拍子で、ほんと何かの拍子でUSB-Cの接触が一瞬外れて
音止まるうー
視線集まるう―
俺とスタッフの表情固まるうー
うしろで仲間がギャハギャハわろとるうー
もー地獄。その先3週間は地獄。寝ても地獄。覚めても地獄。
そんなPCDJのどこに利点があるんだ!!!!!
USBDJ
そんな地獄に舞い降りた天使
それがUSB。
ビジネスシーンではセキュリ・ティーガー(1942-1945)によりことごとく前線から駆逐された感のあるUSBメモリー。
であるが、DJ業界ではしげるバリに愛のメモリーになったくだりはもういいね。
つまり、
物量:USBメモリ1本+ヘッドホン+スマホ+財布=神
音質:現場常設のCDJレベル、上等。
安心感:CDJにダイレクトで生で挿入。USBが折れない限り安心感は続く。
まさに死角なしの大天使。
汎用性
で、初めてUSBでDJやってみて、かなりいい具合だったんで数少ない友達DJ達にうしろから鼻息荒く早口で
いいよこれいいよこれいいよこれなにそれPC線多いねなにそれPC線多いねなにそれPC線多いね
って半ば白目を剥き
前歯を出し
唾を飛ばしながら勧める内容に人がどう思うかなんて
その瞬間は誰も気付かないし
万が一気付いていても少し気付いていないフリをするだけの図々しさは
いい大人だからもっているもんなんだ。
なのに、数少ない友達のなかでもDJをしている数少ない人は
「おれレコボちゃうから無理」
どシャット。
ワンチーじゃないブロッカーの仕事のほうです。
どシャットです。