リラックスが大事

【SENNHEISER】DJで使うイヤホン【IE400PRO】

DJの荷物を減らす目的でヘッドホンからイヤホンに移行してみた話。


平成初期〜中期までのDJの荷物

荷物感半端ない。

まじで。

カート引っ張って移動とか普通。

クラブの控え室、荷物ばかりで全然控えられないとか普通。


平成後期のDJの荷物

それまでカート引っ張ってたのが、リュックになった。

パンパンのリュック。

しかも配線めんどい。

忘れ物多数。

意外にヘッドホンが荷物になる。

この頃から控え室で割と控えられるようになった。

でもセッティングミスると地獄。控え室では3週間ほど控えられ無い。

まじ地獄。


令和時代

そして今。

USBメモリと6.3mmのイヤホンジャックを入れたイヤホンケースをポケットに入れるだけ。

財布とスマホとイヤホンケースだけ持ってDJしに行くとか未来感半端ない。


DJ用イヤホン選び

イヤホンでDJするにあたり、どういったタイプのイヤホンを選ぶべきか。

出音は極力フラットに越したことはないんだけど

所詮は7mm程度のスピーカー。

モニタースピーカーでも6インチ、150mm程度ないと低音の再生は無理とか言われているのに7mmでどうしろと。

なのでブースト前提で、その味付感で、フラット具合を見定める。

・・・・・

苦行ですし無理ゲーです。

ので、DJ用のヘッドホンは許す予算内で好きなの選べと。

アイホン付属の有線イヤホンとかでも選曲、繋ぎ、EQ調整できるし。


選んだイヤホン

DJ用だ!

とか息巻いて選び始めたけど結局イヤホンなんで限界あるよねー

って気付いてから

どーせならDTMでも使える物を!

と方向性が変わったんでちょっと大変。

本当は、普段使っているフラット気味なヘッドホン持ってお店に行って、聞き比べるのがいいんだけど、福井市にそんな気の利いたお店はないので完全レビュー頼り。

「モニターイヤホン」

で検索かけるとある程度出てくるんだけど、モニターにも「演奏用」と「制作用」があって、今求めているのは「制作用」。

しかも、低音に重点を置いた、いわゆるクラブミュージックとくくられる楽曲の「制作用」。

なるほどなるほどと読んだ記事はオタイレコードのもの

で、結局選んだのはゼンハイザーのie400proってやつ。


SENNHEISER IE400PROの特徴

DTMのモニターヘッドホンとして使っているFOCALのSPIRIT PROFESSIONALと比べると、やや低音が出過ぎている感。

いわゆる低音にブースト。

こんなものかと割り切ればいいんだけど、いやいや、正確なモニタリングが必要なのよ、俺は。

とか思っちゃうと沼に陥る罠に。

お金を掛けられる環境ならば問題ないんだけど、俺みたいに奥さんが俺のイヤホンをgoogle lensなんかで検索し始めると家庭内不協和音がハンパないので、ある程度の妥協も大事。

いつもヘッドホンで聴いている曲をイヤホンで聴いてみて、そのイヤホンの癖を把握することが大事。

もっと言うと、ちゃんとした箱の大きいスピーカーとウーハーでの出音と比べて、イヤホンの癖を掴むことが大事。

大事なことが意外に多いことに気付く。

でも、IE400PRO、結構音の分離が良くって、ハイハットが独立して聞こえてくる。

その辺に転がっている2000円くらいのイヤホンなんかだと、ハイハットがスネアとかキックとかに張り付いて聞こえるんで、少々お金を出すことも大事なんじゃないかと気付く。

結局、道具ってものはそれに則した使い方ができるかどうか。

それが出来ないと、円パワーでタコ殴りな路線にしかならないと思う。

そんなわけで、このイヤホンででもDTMで使えるということに気付く。


DJでの使い心地

本来の目的であった、DJ時での使い心地。

耳の中に入れて使うものなので、そんなに音量を上げなくても必要な音は入ってくる。

が、

DJ時に、ふと外音のチェックをしたり、知り合いがブース横まで来て、掛けている曲の話をしたり始めるとちょっと状況が変わる。

いわゆるシュアー掛けなので、いちいちイヤホンを外したり着けたりがヘッドホンに比べると邪魔くさい。

ワンテンポ、ツーテンポ遅れる。

耳の中にぐりぐり入れるタイムロスをどう受け止めるか。

ヘッドホンとイヤホンの違いは、これが要点だと思う。

ミキサーでちゃんと調整すれば、イヤホンでモニターしていてもマスターの音が聞こえるので、この辺りは探り探り使っていくものだと思う。


結び

今のところ、IE400PRO、DJでもDTMでも使い方次第で使える道具となりうる。

 

 

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